横須賀市リフォーム 雨漏り修繕工事 その1
2023/04/04
皆様こんにちは。TKGKの新沼です。
御報告です。TKGKのホームページがリニューアルしました。ようやく完成してお披露目になりました。どんなふうに変わったか、とくとご覧ください。
さて施工事例のブログもこれまで同様毎週火曜日に更新していきます。
新ホームページ記念すべき1回目は、雨漏れの現場の修繕工事の様子をお伝えします。2年前にこのお宅のお隣さんを、同じ雨漏りで、工事をさせて頂いた縁で、今回お声を掛けて頂き行ってきました。お隣さんと同じ個所から同じような雨漏れの仕方をしていましたので、原因の箇所は、下屋根と壁の取合いだと直感しました。実際に見てみると、やはり棟板金や雨押えが浮いていて、水が侵入している事が伺えました。カバー工法で葺き替えられていますが、お隣さんも同様にカバー工法で葺き替えてあって、下の元の屋根と壁との取り合いの納まりが悪かったのが原因で、雨漏れしていました。同じ工務店での同じ造りのお宅なので、お隣さんと同じ工事をしましょうと提案し、了承を得ました。
下屋根を剥がし、下地からやり直す正攻法の葺き替えをしてきました。
ビフォー
この隙間からの侵入は間違えありません。写真ではわかりませんが、棟板金がふかふかと柔らかく脆くなっていました。
コーキング処理もお粗末な状態で、尚且つ経年劣化を起こしております。
雨漏れの天井を見てみます
この雨漏れ位置と下屋根の怪しい位置が、ほぼ合っています。お隣さんと雨漏れの位置も合っています。
確信をもってお隣さんと同じ原因だと思いました。
下屋根を葺き替えて下地からしっかり葺き替える工事をすることにしました。
下屋根の葺き替えには壁を壊さないと、雨押え板金がちゃんと取り付けられません。ちょうどお施主様はサッシも交換したいご要望も有り、壁を壊さないとサッシの入替も出来ませんので、合わせて壁を壊して、サッシの入替と屋根の葺き替えをしました。
先ずは壁の解体と戸袋サッシを解体していきます
2カ所のサッシを解体し、新しいサッシを入れていきます
壁の解体部にシートを張り、雨養生を施します。
サッシの交換が終わり、いよいよ下屋根を剥がしていきます。
元の屋根です
既存屋根材・元の屋根材を剥がし終わりました。水が侵入をしていたと思われる個所を見てみましょう。
柱が濡れているのが良くわかります。この角の左側にサッシがあり、ベランダの躯体が取り付けてあった所からの侵入と、元の屋根材の最後の立ち上がりが、右側と比べて高さが足りていないのが分かります。侵入したことが分かるくらい黒ずんだ柱の下部です。勾配の少ない角度の屋根です。風が強い日の雨は、降った雨が壁の方に押されて、雨水が侵入していると思われます。この箇所の納まりをしっかり施し、屋根を葺いていきます。
ルーフィングを剥がし、野地板を剥き出しにします
野地板を見ると、軒先にも水が回っているのが分かります
それでは、この野地板の上に野地板を被せていきます。合わせて壁を開口した箇所も、ベニヤを張りモルタルの下地を作っていきます。
ルーフィングを敷き詰め、芯木を打ち付けます
立上りの壁にも、しっかりルーフィングを敷き詰めます。
芯木と芯木の間(どぶ)にガルバリウム鋼板を張った行きます。
そして、芯木の上(カッパ)に板金を被せていきます
侵入口の雨仕舞いもきっちり施します
そして、棟や雨押えの板金を取付けていきます。
下屋根の葺き替え工事の終了です。ガルバリウム鋼板を使用した、瓦棒葺きの屋根が完成しました。これで、雨の侵入は必ず防げます。屋根も綺麗になり、喜んでおられました。
今週はここまでです。次週は、開口した壁の復旧工事の様子と、室内の工事の様子をお伝えします
お楽しみに。
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