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横須賀市リフォーム 雨漏れ修繕及び外装工事 NO1

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横須賀市リフォーム 雨漏れ修繕及び外装工事 NO1

横須賀市リフォーム 雨漏れ修繕及び外装工事 NO1

2023/03/07

皆様こんにちは。TKGKの新沼です。3月に入りまして暖かくなってきましたね。今日あたりから春本番の暖かさになるようですね。気分も明るくなります。

さて今週は、雨漏れ修繕と外装工事の様子をお伝えします。長くかかった工事でしたので、2週に渡ってお伝えします。

3年程前に雨漏れに気付かれたとの事で、ご連絡を受け行ってきました。

先ずは雨漏れしている部屋を見させて頂きました

屋上のあるお家で、屋上の下にある部屋の壁の上部から、漏ってきているようです。「水は上から下に落ちる」この鉄則に従い、屋上に上がり目視します。

弊社にご連絡を頂く前に、すでに何社かにお願いされていたようでしたが、どこもパッとせず納得が出来なかったようで、施された処置も中途半端な状態でした。防水工事をされたようですが、ドレンの処置が中途半端です。

外壁には、錆汁が濃く付着しています。手摺付き笠木に雨水が入り込んでいる証拠です。

サイディングの目地部にシリコンが打たれています。前の業者が施したようですが、壁の目地部にシリコンはあり得ません。通常は変性シリコンかウレタンを使います。コーキングの上から塗装出来るようにする為です。

雨漏れの原因と疑われる個所が1か所見つかりました。上記の写真のどこか分かりますか?

 

ここです。(赤丸の中)

外壁と屋根の取合いの雨押え板金です。ここが怪しいと直感的に感じました。もう一つは、壁に付いた錆汁から判断して、手摺付き笠木に入り込んだ雨水が、サイディングの中に入り込んいるという可能性です。雨漏れの症状が出ている部屋の位置と、雨押えの板金の位置とが合っています。雨漏れの原因がここだと仮定して、どういう方向で、どういう修繕にするかを検討しました。

この箇所で間違いがないか、水を掛けて確かめたいが、足場がないと水を掛けられない。足場を掛けて、部屋の壁を開口し、水を掛けて内部に水が入り込んでくるか確かめる。この作業が先決です。ここが原因だと確信できたら、外壁のサイディングを剥がし、中の状況を確かめて補強・補修を施し、雨養生をしっかりと施して、サイディングを張る。コーキングの劣化も激しいので、コーキングの打替えと屋根・外壁の塗装も施す。この方向が一番望ましいと考え提案し、そして了承を得ました。

お施主様の不安を解消するために、気合を入れて取り掛かります。

先ずは、足場を組み立てます

足場を組立て、水掛の前に怪しいと睨んだ、雨押えの板金の所を見てみました。

ん?なんか変だ。

打たれていたシリコンが劣化していて穴が空いています。屋上から見た時はここまで空いている状況を確認できませんでしたが、ここから中に入っているのは間違いないと確信。

翌日、壁を開口してみました。柱の右側(サッシの上部)です。

サッシ上部のまぐさはびっしょりです。しかしサッシの枠はしっかり立ち上がっていて、透湿シートもしっかり掛かっているので、サッシからの侵入ではないようです。

柱の左側です。

躯体の木が腐っているのが分かりました。

 

早速水掛をしてみます。するとすぐさま水が落ちてきました。雨漏れの原因の箇所がハッキリしました。

サッシ上部からも水が湿ってきています。柱の左右で雨漏りは発生しているようです。

では、雨漏り箇所が特定できたところで、周辺のサイディングを剥がして、外側から中を見てみます。

柱の所に打付けていたハットジョイナーの金物(赤丸の所)が、錆びて無くなっていました。こんな情景初めて見ました。

破風板と下地も剥がして見ると、雨押えの板金から入り込んでいるのが良くわかります。透湿シートが破けています。柱が完全に濡れてしまっていました。そして、良く見ると、透湿シートに切れ目があり、この切れ目からも侵入をしていることが分かりました。              

この切れ目から入り込んだ雨水が、サッシ上から染み出ている雨漏れになっていることが判明しました。

次に塗れて朽ちたシートを剥がし、躯体をチェックします            

桁と垂木がかなりいっています。補強のしようがありません。      

柱が変色しています。雨水を吸っている証拠です。しかし柱は腐ってはいません。良かった。肝心の柱が生きているので、一安心です。

腐った桁の補強が出来ない代わりに、サイディングを剥がした面積全体にベニヤを張ることで、補強代わりにしました。そして、雨押えの板金部には、新たに板金を充てて、雨水が入り込んだとしても、板金でブロックして外に逃がすようにします。サッシ上部にも新たな水切りを付け、万が一入り込む雨水があったとしても、外に逃げるように、何重にも対策をしました。

そして、仕上げにサイディングを張っていきます。新築時と同じメーカーのサイディングで同色を選びましたが、これだけ差があります。その違いにも注目。メーカーも品物の改善をしていました。色は経年劣化での差です。

これにて、雨漏れ修繕の完了です。完璧だと思えるほどの雨漏りの修繕工事をしたと自負しております。

お施主様も一先ず安心されていました。

今週はここまでです。次週は、屋根・外壁の塗装工事と屋上の防水施工の様子をお伝えします。お楽しみに。

ここまでご覧いただき有難うございました。

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